ヨーロッパで生まれたバレエ指導では、どうしても上達させにくい身体があることを誰も言いません
当スクール学園長の本田 亜委(ほんだ あき)です。
今バレエ教室を探されていて、教室をどう選べばいいのか、また教室間で何がどう違うのかにも興味をお持ちでしたら、きっとあなたのお役に立てるはずです。
大事なことを掲載しています。長文ですが、お読みいただければ幸いです。
大阪で生まれ育ち、9歳からバレエをはじめました。当時でも遅いバレエデビューです。
私自身、本当は体操がしたかったのに、母に連れて行かれたのが本田道子先生のバレエ教室でした(笑)。
当時、姉の友人の妹がたまたま本田バレエに通っていたので、母としてはそこに通わせておけば「体操したい」と毎日うるさく言われなくてすむと思ったそうです。
実際のところ、母は「バレエ」も「体操」もほとんど変わらないと思っていたのかも分かりません(笑)。
ですから、他の教室と比較して決めるようなこともなく、知人が別の教室に通っていたら間違いなくそこに通わされていたことでしょう。
そうとは知らず、(体操だと思っていたので)最初だけは違和感がありましたが、すぐにバレエが楽しくなり、自転車で毎日のように通い始めたことをよく覚えています。
まさに「たまたま」「偶然」の結果で、私は幸運にもいい先生に巡り会えたというわけです。
そして、二十歳過ぎにロシア国立の世界的バレエ学校(ワガノワバレエアカデミー※)への1年間の長期留学の機会をいただきました。
留学中、バレエ界の伝説的バレリーナ、故 N・ドゥジンスカヤ先生のご自宅でディナーをごちそうになったり、エルミタージュ美術館の記念公演で特別に踊らせてもらえるなど、たくさんの夢のような出来事を経験。
逆に日用品の買い物で何時間も並んで、やっと次の番になったところで昼休憩と言われてシャッターを閉められ、また何時間(昼休憩は普通2時間)も待たされたり、お湯が出ないシャワーや、茶色いサビ水がでる水道など、日本ではあり得ないような体験も日常茶飯事でした。
それでも、世界最高峰のバレエ学校の入試の難関を突破したクラスメイトの、人間離れした身体を間近で見たり、触ったり(ヘンな意味じゃなく-笑-)できたことは、その後の私のバレエ指導にとって、生徒の身体を深く知るうえでとても大きな収穫になりました。
そして帰国後、当スクールの主任教師になり、ご縁があって道子先生のお家に嫁いで名字が変わったというわけです。
※ ロシア国立ワガノワバレエアカデミー:
1738年サンクトペテルブルクの帝室バレエ学校として創設。バリシニコフ、ルジマートフ、ヴィシニョーワなど世界的なダンサーを数多く輩出する世界屈指の名門バレエ学校
私の指導歴はすでに30年近くになり、1,500名を超える生徒を指導してきました。
まずは説明させてください。
欧米人とは違う日本人の身体
この写真の女の子は、バレエ的に見てもとてもきれいな身体をしています。
欧米人と日本人の身体が違うということは、いまさら驚くようなことではありませんが、多くの方はその違いが、欧米人は手足が長くて、日本人は手足が短い、というような外見の違いをイメージされると思います。
実際、バレエを習わせている保護者方でも、「うちの子は手足が長いから、バレエに向いている」と思っておられる方も多いはず。
もちろん、外見的に頭が小さく手足が長いことに越したことはありません。その方が舞台映えはいいですからね。
ですが、それだけでは単純に向いているとは言い切れないのが、バレエの難しいところ。
というのも、実は目に見えない身体の中に、欧米人と日本人との大きな違いが隠れているからです。
その代表的なものが、「骨格的な」違いです。
(関節の形状などを含めたバレエ的な特徴としての意味)
バレエ的には、「外向き」「内向き」と表現しますが、分かりやすいイメージで言うと(あくまで一般論)
「外向き」とは、要は背筋がまっすぐに伸びた「いい姿勢」のイメージ、「内向き」とは、猫背気味な「よくない姿勢」のイメージです。
しかし、普段の生活には「外向き」がどうとかはまったく関係ないことなので、意外にもバレエを習っている生徒(中には先生でも)知らない方もいるようですが、バレエではこの違いは大きなことなのです。
なぜなら、クラシックバレエの技法は、そもそも「外向き」の体に合わせてできているからです。
つまり、バレエが生まれたヨーロッパでは「外向き」の身体を持つ人が多いので、クラシックバレエもそれに合わせて進化してきた技法だということです。そのため、欧米式のバレエメソッド/指導法は、もともとは彼女達のような「外向き」の身体をもつバレエに「向いている子」を「より強くより美しく」するためのものといえます。
反対に、日本舞踊など日本的な踊り(和服を着て歩く女性の姿など)を見るとよくわかりますが、つま先を内側に向けた「内足」が基本になっています。
これは日本人の身体が「内向き」なので、その方が自然で、「キレイ」に見えるからです。
この違いが、欧米人が着物(和服)を着て歩くとどこかおかしく見え、日本人が洋服を着てハイヒールを履いてもあまりかっこう良く見えない大きな理由の一つです。
要するに、服装に合った歩き方を知らなければ、どれだけ自分なりに頑張って歩いたとしても、おかしく見えてしまうこと。
そして、この理屈がバレエにもぴったり当てはまります。
たとえば、一般的な「内向き」の身体で写真の女の子のような姿勢をとると、骨盤の形状などが邪魔をして写真と同じような「外足:そとあし」に開くことはできません。
もちろん180度開脚するだけなら「内向き」でも開きますが、その場合、足を軸にしてヒザやつま先が身体の前側に(写真とは反対方向)に倒れてしまうので、「内足」の開脚になってしまいます。
そんなことぐらい?と思えるほどの違いに見えても、それがバレエ的にキレイに見えるのかどうかの「分かれ目」。
つまり、「内向き」のままでバレエを踊っても「キレイ」には見えないということなのです。
そこで、和服を着た外国人が「内向き」に見える歩き方や姿勢を学ぶように、私たちに日本人のバレエでは「外向き」に見える踊り方を習うこと(当スクールでは「外向きを意識する」と言います)が必要になってくるわけです。
ところが、この「外向きに見えるように踊る」指導は、単に歩くだけと違って、見よう見まねで簡単にできることではありません。
プロの指導者、それも本物のクラシックバレエの知識と経験、そして生徒の骨格や筋肉の質まで考慮して適切に指導できる高度なスキルの両方をもっていなければ、「日本人のためのバレエ」は教えられないからです。
これがバレエを習っている多くの生徒さんが、キレイに上達できずに悩む大きな原因の一つといえます。
言い換えれば、
指導の仕方でもっと上達できるはずのお子さんが、たくさんいるということです。
しかし、
各教室でおこなわれている指導方法は、ほとんどの先生自身が習ってきたものがベースになっているはずですから、もっとこうしようと思ってもなかなか変えるのは難しく、しかも、変えた方法が正しかったのかどうかが分かるまでに、バレエでは何年もかかることもあるわけです。
そうすると、どうしても自分が習ってきた指導方法が無難に思えるため、現状維持になる。
もちろん、あなたのお子さんが、たまたまピッタリとその指導にはまってぐんぐん上達することがあるかも分かりません。
しかし、それが正しい選択だったかが分かるのも「何年も先」の話しになるのです。
ですから、一つの身体(外向き)にしか対応できない指導法にかけてみるのか、いろいろな身体に柔軟に対応できる指導法で、まずは手堅くバレエの基本を正しく身につけていくのか、この違いは今は小さく見えても、お子さんが熱心になればなるほど、大きな違いになってあらわれてきます。
それを証明するような存在
当団プリンシパルで、当スクール専任教師をつとめる
楠本 理江香(くすもと りえこ)
数々の本格舞台で主役をつとめ、最近では著名な世界的女性指揮者「西本智実」氏が主宰する“イルミナートバレエ”の舞台に主要キャストとして客演するなど、今では関西を代表するほどの実力派なのですが、実は彼女こそ(もちろん見た目にはそんな風には見えませんが)、バレエには「向いていない」内向きの見本のような身体の持ち主です。
どれだけ向いていないのかというと、彼女も私の2年後にロシア留学を経験しましたが、キツイ性格で有名なある先生から「そんな(内向きの)身体を私に見せないで!」と言われ、見学どころか教室に入ることすら許されなかった、という悲しいエピソードがあるほど。
彼女自身が「一般的な指導法でバレエを習っていたら、こうしてプリンシパルとして活躍することも、教師として生徒を指導することもなかった」と生徒にもよく話していますが、本当に厄介な身体なのは確かです。
そんな身体でも、こんなに活躍できる姿を生徒に見せられることが、同じような身体をもつ生徒達にとっては、これ以上にない最高の指導になっていることは間違いありません。
すべてはレッスン次第
特に、幼児期から始めるお子さんが多い日本のバレエ指導では「外向き」を意識したレッスンは大事です。
お子さんの身体が「内向き」のまま無神経にバレエの動きをさせてしまうと、足だけで上半身を支えようとするような変なクセがついてしまい、「足が太くなる」原因にもつながるからです。
しかも、成長にともないケガをしやすい身体になってしまうことも珍しくありません。
また、どんなバレエを習っていたとしても、バレエを習い始めて数年後に、急に熱心になってもっと上手になりたくなる「目覚め」がきます。
これがまた大事なことで、それが5年後なのか10年後なのかは誰にも分かりませんが、ほとんどの生徒にそんな時がやってきます。
それに対応できる教室なら問題ありませんが、多くは今よりもレベルの高い教室を探し始めます。
そして、そのときになってはじめて、自分のバレエの状態を客観的に知るきっかけになることは少なくありません。
と言うのも、当スクールにはこうした生徒さんが、毎月のように見学に来られるからです。
それほど昔ではないある秋の夜、その母娘は見学に来られました。
事情を聞くと、お嬢さんは中学1年生でバレエ歴は10年ほど。
お母さんが近所にあったバレエ教室を「とりあえず」選んだのが始まりで、ずっと通っているとのことでした。
その教室の中ではトップレベルなのでもっと上を目指したいという、まさに「目覚め」が動機です。
確かにきれいな身体つきで、手足が長く“見た目”には申し分ないお嬢さんでした。
見学したクラスは、彼女とキャリアや年齢が近い上級の[アドヴァンスクラス]で、生徒達もこのクラスの見学者は珍しいため、いつもより張り切っていました。
レッスンが始まると最初は熱心に見ていましたが、終わる頃にはお嬢さんにすっかり元気がありません。
どうしたのか心配しつつ感想を聞くと、
白い顔をして小さな声で、「こんなレッスンは見たことがない」と。
一瞬、うちのバレエがおかしいの?
と変な考えが浮かびましたが、そんなことはもちろんありません。
当スクールはどこよりもクラシックバレエの指導には自信をもっているからです。
実際に彼女にも少し動いてもらいましたが、確かに基本ができていません、というか肝心なことを習っていないのです。
これでは「外向き」がどうとかのレベルではありません。
私がそのことを口にだすまでもなく、顔色を見れば彼女がこの現実をすでに理解しているのは明らかでした。
実は見学予約のときに少し事情を聞いていたので、こんなことになる予感はありました。
こうして来られる生徒さんのほぼすべてが「同じ状態」だからです。
はっきり言って、こうした状態の生徒さんを受け入れ、最初からやり直してそれなりに上達させていくのは、初めから来ている生徒の何倍もたいへんです。が、彼女達にはなんの罪もありません。
ですから、本人にやる気さえあれば、こちらから断るようなことは(何か別の事情がない限り)しません。
彼女にも「今ならまだ間に合うから、ウチで頑張ってみる?」と言うと、
少し明るい表情になって、「ここでやり直したい」と言ってくれました。
結局、このケースでは母親の反対(自分が選んだ教室を否定したくない心理からでしょう)で本人の希望は無視されて、この話は終わってしまったので特に印象に残ってますが、こんな例は、私が経験する限り、教室の新旧や有名無名に関係なく、率直に言って珍しくはありません。
こうした見学者の中で、実際に「やり直し」を選択する生徒さんはほぼ半分程度です。
中にはレベルの違いにショックを受けて、見学しているだけで泣き出す生徒さんもあり、その姿を見るのは本当につらいものです。
いままで自信をもっていたものが、一瞬で崩れてしまうわけですから泣きたい気持ちはよくわかります。
ですが、とても上手に見えるウチの上級クラスの生徒達でも、一般的な教室と違ってバレエ的に「向いていない身体」の持ち主が多く、見学して泣いている生徒さんの方がずっと条件がいいことはよくあります。
ですから、その時はプライドが傷つき心が折れてしまったとしても、一時の感情でバレエそのものをやめてしまうことこそ「もったいない」のです。
もちろん「やり直し」を決めても、後からクセをなおして踊りを良くしていくことは、決して簡単なことではありません。
しかし、そんな状態からでも適切な指導を受ける道さえ選ぶことができれば、正しい方向に伸びていけるチャンスは確実にあるのです。
しかも今度は、正しい方向に向かっている実感があるため、ハードルは高くても以前よりは自信をもって「前向きに」取り組めるわけです。
それだけ指導方法は、お子さんのバレエ(心理面にも)に大きく影響するということ、なのですが。
当スクールに移ってこられた保護者のお話を伺うと、バレエとは言えないようなお遊戯的なレッスンや、バレエ的な注意をされたことがないなど、???と思うようなケースが多いことに驚きます。
その話が本当かどうかは、生徒さんの身体を見ればすぐに分かりますので、ウソではないことは確かです。
そして、そうした教室を選ばれた理由で多いのが「どこでも同じだと思っていた」というものです。
確かに普通に考えて、バレエ教室なら基本ぐらいはどこでも習えるだろうと、誰もが思われるのは当然ですし、子供の意志がはっきりするまで「とりあえず」教室に通ってみようと考えるのも自然なことです。
イギリスなどでは、まずは(とりあえず)近くの教室に通って、正しいバレエの基本を習います。そして先生が見て将来性があれば、より本格的な「バレエ学校」へ推薦してもらい、新たなステージに進んでいくシステムができています。
もちろん、推薦をもらえるのはごく少数だとは思いますが、その他の生徒さんも基本は正しく教えてもらっているので、別のバレエ学校に進んだり、他の踊りに挑戦するにしても、それまでのキャリアはムダにならず「活きて」くるわけです。
ですから、日本でもこうした「とりあえず」が上手くいけばいいのですが、実際にはこの話しの彼女のようなことが起きがちなことを考えると、「とりあえず」という選択がむずかしいことだけは確かでしょう。
幼児の指導で大切なこととは?
厳密に言えば、幼児期のお子さんの身体がどの程度「内向き」なのか、もしかして「外向き」なのかは、ある程度まで成長しなければ断定できない面があるので、年齢によって指導内容を変える必要があるのは確かです。
ですが、ハッキリしてから指導法を変えていては遅すぎるため、私たちはお子さんの身体を慎重に見ながらその兆候を見逃さないように、手や足に触れて一人ひとりの違いを意識した丁寧な指導をしています。
そして、こうしたレッスンを続けていると、幼児期の生徒さんでも真剣にレッスンを受けてくれます。
その姿を見学された保護者の中には「ウチの子が入るとレッスンの邪魔になりませんか?」と心配される方がいらっしゃいますが、「この生徒たちも1、2ヶ月前に入ったばかりで、最初は走り回ったりしてたんですよ」と説明すると、とても驚かれます。
「幼児は落ち着かない」と思う方は多いですが、実は静かにしなければいけない雰囲気には敏感です。
そして、私たちはお子さんが自然にそう思えるような指導ノウハウも持っていますので、みなさんから安心してお任せいただいています。
もちろん、ただ単に厳しくするわけでも、お子さんを楽しませてご機嫌をとるような指導でもありません。
確かに何かをするときに「楽しい」面は大切です・・・というより楽しくなければ誰も長続きしないでしょう。
大事なのは「楽しい」ことの“中身”です。
その時だけの目先の楽しさよりも、楽しくなるための“プロセス”(=成功体験)を学ぶ方が、お子さんにとってはなによりも刺激的で楽しいということ。
つまり、
(小さな)課題を乗り越える“成功体験” = 楽しい = 楽しいことは好き=好きなことは練習する = 練習すると上達する = 上達する成功体験 = 楽しい
この好循環が無理のない上達と成長につながっていきます。
そして、幼児から無理なく「外向き」を意識させながら、小さな“成功体験”を重ねて上達させていく、
日本でも数少ない日本人のための実践型の指導法が、当スクール独自の“本田メソッド”です。
「どんな生徒さんも同じように指導して、上達させていくのが仕事」
「生徒さんがいつまで続くか分からないからこそ、正しい基本をしっかり教えなければダメ」
と、私たちは本田道子学園長から教わってきました。
また「教えやすい生徒」「向いている生徒」だけを見ないで、誰がいつ「目覚め」てもそこからさらに上達できるような指導を心がけることも教わり実践しています。
当スクールは、
- 単に厳しいだけの指導や感情的でキツい指導をくり返すような教室ではありません。
- 「向いている生徒」だけを意識的に指導したり、集めたりしている教室ではありません。
- 上達させるために、生徒に過酷な決まりを押し付けたりする教室ではありません。
- 体重管理のための食事制限を課したりする教室ではありません。
- バレエコンクールだけを目的にした、とても偏った指導をする教室ではありません。
くり返しますが、日本人がバレエを習い踊ることには、もともとハンデがあります。
欧米人の身体的特徴に合わせた技法なのですから。
しかも欧米のバレエは指導法が確立されているので、バレエの先生になるためには難しい試験をパスしなければなりません。
そうすることで、バレエ技法の劣化(教科書のないバレエ技法は、常に誰かがチェックをしなければ段々と楽な形に変化してしまう)を防ぐフィルターになっているわけですが、日本のバレエにはこうしたフィルターはありません。
ダンスと違って、日本にはバレエの先生になるための公的認定や資格はないため、当スクールでは独自の教師課程による認定制度を設けて、指導の「プロ」としての指導力の維持と強化につとめています。
そのため、教室によってバレエの中身や知識に差が出るのも自然なことです。
“本田メソッド”で少しでもそのハンデを埋め、あなたのお子さんがきれいに上達し、喜ぶ姿を見られればこれ以上のやりがいはありません。
もちろん、“本田メソッド”だからといって、魔法のように生徒が機械的に上達していくことはありません。
一人ひとりがもつ骨格や筋肉、性格や状態は違いますからね。
しかし、1年、2年と過ぎていくうちに、これ以上良い教室はなかった、これ以上いい選択はなかったと、あなたに思ってもらえる自信があります。
いずれにしても、お子さん(あなた)がこれからバレエをどこかで習うことになるのでしたら、バレエの雰囲気や形だけのお遊戯的なバレエを選ぶのも一つの選択肢ですし、当スクールのように日本人のための適切な指導法をもち、実際にほぼすべての生徒を上達させてきた実績のある教室を選ぶのも一つです。
どちらを選ぶのもあなた次第ですが、大切なのは、お子さん(あなた)の時間は限られているということです。
3年後、5年後に後悔しても、その時間は戻ってきません。
その間にお子さんの身体は確実に成長し、どんどん新しいもの(正しいかどうかは関係なく)を吸収していきます。
正しく適切な指導を受けて3年5年過ごすのと、それとは違う指導で3年5年過ごすのでは、同じ時間とお金をかけても、ものすごい差がついてしまうこともあるということなのです。
もし、あなたがお子さんに正しいバレエを身につけてほしいと思っているなら… 時間のムダを省いてキレイに上達してほしいと思っているなら… 素敵なバレリーナの仲間入りをしてほしいと思っているのなら…
是非、事務局までお電話いただくか、予約メールフォームに見学(体験)のご希望日をご記入ください。
PS.
今までにバレエ経験があっても大丈夫です。
「いい教室が見つかって良かった」とたくさんの方に喜んでいただいています。
お気軽にお問い合わせください。
PPS.
あなたが見学に来られても、マシンガントーク(笑)で無理に入学を勧めたり、営業電話をかけることなどは一切ありません。
実際のレッスンや教室の雰囲気をご覧いただければ、その必要がないからです。
ぜひお気軽に見学や体験にお越しいただき、その違いをご自身の目で確かめてみてください。
また、バレエ教室によっては、運営の仕組みが保護者の大きな負担になることも少なくありません。
その点も当スクールはどこよりも配慮して、余計な負担を減らすために取り組んでいます。
詳しくは「運営上の特徴」をご覧ください
運営上の特徴
指導と同じくらい大切な運営面
当スクールは「子供に正しいバレエ指導を受けさせたい」方々の間で、南大阪では一番のバレエ教室として50年近く指導をしてきました。
そして、指導内容とともに、保護者の余計な負担をなくした運営方針は、他にはないような画期的なものです。
しかし、他の教室の方がよく見える点があるかもしれません。
例えば、そうした教室の多くでは、色とりどりで形も多様なレオタードを着ることができます。
当スクールでは決まったレオタードを指定していますので、オープンクラスを除いてそういった自由はありません。
レオタードを指定するのはヨーロッパのバレエ学校と同じで、レオタードの色や形が揃ったレッスンはそれだけでとても綺麗です。
しかも、色や形もバラバラなレオタードが混在する状態より、はるかに清潔感にあふれ、お子さんの潜在意識にいい影響をあたえることで、上達にプラスになると考えているからです。
また、バレリーナが憧れるトゥシューズを初めて履く時期が、年齢や年数(早い遅いは教室によってかなり違います)で決めていて、時期が来ると自動的に履かせてもらえるところがあるようですが、当スクールはそうはしていません。
トゥシューズを履く時期は生徒それぞれの足や身体の状態で違うため、ただ単に履かせればいいわけではないからです。
成長期のお子さんの脚にできるだけ負担をかけないように、そしてきれいに立てる状態かどうかを慎重に見極め、万全を期して履かせることが大切なのです。
保護者による「後援会」を設けていません。
当スクールには一般的な教室のように保護者による「後援会」を設けていないため、PTA役員のように率先して教室内で「何かしたい」とお考えの方には物足りないかも知れません。
当スクールでは色々な運営のお手伝い(特に発表会での受付や物販、場内外整理など)は、すべて専門スタッフを配置しているため、保護者方に余計な仕事をお願いすることはないからです。こうしてお手伝いのための「後援会」は不要になっています。
そのため、新しく入られた方が先輩の保護者(後援会)に余計な気を遣う心配はなく、ボランティアの雑務に忙しい時間を割かれるようなこともありません。
お子さんを心から応援していただきたいため
一般的によくあるように、発表会などの舞台行事の際に、(教室の職員でもないあなたが)お手伝いで忙しくてせっかくのお子さんの晴れ姿を、後からビデオでしか見られないのは寂し過ぎます。
お手伝いは誰にでもできますが、あなたのお子さんを心から応援することは他人にはできません。
当スクールでは主催舞台でも、ご家族揃って客席から応援していただく機会を「お手伝い」で奪うことはありません。
中には、こうしたお手伝いを生き甲斐のように思われている方もおられるので、当スクールはすべての人向きではないかも知れませんが、私たちの方針を十分に知っていただきたいと思いお知らせしています。
それから、これもあまり意識している教室は少ないようですが、舞台メイクの仕方(出来上がり)や、お衣裳にも流行があります。
お友達が通う他の教室と比較されることも多いので、当スクールではその辺りも考慮してメイク法やお衣裳(貸衣装)の選定にも気をつけています。
- 当スクールは、保護者の上下関係が厳しく先輩の保護者中心に運営されているような教室ではありません。
- 当スクールは、保護者が発表会の手伝いに忙しく、我が子の舞台すら見られないような教室ではありません。
- 当スクールは、新人保護者に後援会役員などを強制するような教室ではありません。
(当スクールには後援会自体がありません)
そして、たくさんの方に選ばれる理由は、こんな取り組みにもあります。
- 教師/助教師は全員当スクール出身で、独自の教師課程修了者。
- 日頃のごあいさつなどバレリーナに必要な躾までしっかり指導。
- 楽しい演出のスクール主催「バレエカーニバル」をはじめ、いろいろな舞台に立てるチャンスがいっぱい。
- 毎月1回は自己都合の欠席でも振替が可能 ※一部支部除く
- 財団バレエ団付属スクールですので、バレエを続けるモチベーションを高め将来の可能性を大きく広げます。
- バレエ団公演のチケットの買取りを一般生徒に対して強制するようなことは、当スクールでは行っていません。
当スクールでは保護者に余計な負担をかけないような運営を行っています。
もちろん、スクールの運営には保護者のご協力は欠かせませんが、それが貴重なお時間や労力の提供ではなく、メンタル的な意味でのご理解やご支援が主となるべきと考えているからです。
決して後援会そのものが悪いわけではありませんが、当スクールではそうした別組織を作らなくても、スクール直通の相談ホットラインやメール窓口などを設けるなどで、生徒/保護者様間の良好なコミュニケーションを維持しています。