キャラクターダンス、、、亜委です
学園長の亜委です。
2/1に開催される
公社)日本バレエ協会関西支部主催公演 バレエ芸術劇場
「ドン・キホーテ」全幕
先日、そのライトリハーサルを見学してきました。
バレエ協会役員の先生方と並んで前に座ってリハーサルを観ていると、自分が出演していた頃を思い出します。
当時の芸術劇場のリハーサルは今よりも数倍ハードで、ロシア人の演出家から厳しいダメ出しをもらいながら必死でリハーサルに打ち込みました。
特に私はロシア国立ワガノワバレエアカデミーの長期留学を終えて帰国してからは、この芸術劇場ではキャラクターダンス(民族舞踊の要素を持った踊り)が多くなり・・・
↓その頃の私の舞台写真です
写真上:1996年「ライモンダ」よりパナデロスの踊り
写真下:1998年「シェヘラザード」より王妃ゾベイダ
ご覧のように、クラシックバレエのイメージとは少し違うキャラクターダンスですが、グランドバレエ[全幕作品]では演出上、とても重要かつ大切な役割を果たします。
当然、この「ドン・キホーテ」にもキャラクターダンスが出てくるのですが、
クラシックバレエの優雅さとは違い、パワフルかつ妖艶で魅力的に踊らなければならないキャラクターダンスは、きちんと技術を習得していないと踊りこなすのは至難の業なんです。
なので、ロシアのキーロフバレエ団[マリンスキー劇場]やボリショイバレエ団のキャラクターダンサー達はクラシックバレエから転身するのが普通で、基礎がきちっと出来上がっていてとても素敵で格好良い圧巻の踊りに魅せられます。
私もあんな風に踊りたい!
と憧れてめちゃくちゃ練習した頃を思い出して、リハーサルを観ながら感無量になりました( ; ; )
今思うと芸術劇場で良い役をたくさん踊らせていただいた時期が、私のバレエダンサー黄金時代(^_^)と言っても過言ではないでしょう。
そのバレエ芸術劇場が今年も開催され、かつて私と一緒に出演していた薫先生が振付者から直接出演オファーを受けて出演する今回の「ドン・キホーテ」
公演日を楽しみにしている毎日です(^_^)