事務局からあれこれ(海外留学など・・)

研修同行時の私・・
最近ダイエットして10キロ
減になったので、髪の色以外
体型はこの当時に戻りました

最近の若い人たちは海外への興味が薄く、商社に勤めても海外赴任を嫌がるというような記事を新聞で見かけるような昨今。

今は情報が豊富にありすぎて、行ったことの無い国でも写真や動画で簡単に見られるので、行ったような気になるのでしょうか?

私[当スクール・ゼネラルマネージャー本田智也です(最近、生徒さんや保護者の皆さんと接する機会が少ないので、誰?という反応に遭遇する事がよくあります・・反省)]は、20年ほど前にバレエ研修に同行し、パリとイギリスのロンドン(2回)、ロシアのサンクトペテルブルクへ渡航しましたが、特に初めてパリとロンドンを訪れたときは、異文化の濃い空気に本当に感動した記憶は今でも鮮明に残っています。

パリでの秘蔵レッスン写真!
先頭の二人は誰だか分かりますか?

ハワイやグアムなどのリゾートではカルチャーショックまでは感じませんが、ヨーロッパの先進主要都市では景観から何か違って見えます。よく見ると電柱が一本もありません[共同溝といって上下水道と電気などのライフラインが大きな土管(トンネル的な)に入って各道路の下に埋まっています]
雑多な電線や電柱がないことで街並にとても大きな違いがあることを痛感します。身近なところでは、住宅展示場の家がとても良く見えるのは、電柱がなく電線が埋めてあるからですね。

最近では大阪のキタやミナミの主要道路沿いや神戸の三宮周辺は地中化が少しは進んでいますが、右図のとおり日本はまだまだ電柱大国なんです。

もちろん建物自体もそれぞれ歴史が古くデコラティブで存在感があり、特にクラシックバレエに興味のある方にとっては造形的に魅力的ではないでしょうか・・・

バスから撮影したフランスの街並
電柱がなく、街灯までオシャレ!

日本でも先日舞台があった中之島公会堂や、大正時代の形に復原されたことで話題の東京駅の駅舎など、古い西洋建築は日本人の心にも響くものがあります。ロシアでもビルの改築は石積みの外壁だけを残して内部だけ建て替えるほど、古い外観を大切にします。そうすることで街全体が一つの芸術的作品として後世に引き継がれていきます。
このような美意識や文化的背景から自然発生的にクラシックバレエバレエが生まれたことにも、やはり必然性を感じますね。

***前置きがとても長くなりましたが、そんな異国に9月からルーマニア国立バレエ団へ旅立った富上眞衣さんですが、実は先日帰国しました。

現地バレエ団側の事務処理がかなり遅れていてビザ発行の目処が立たず、また舞台の予定もままならない異常事態に遭遇し、止むなく帰国の決断をしたとのこと。

ルーマニアに限らず海外のバレエ団やアカデミーではよくある事で、本人も次の海外生活に向けて気持ちを切り替えて準備しつつ、しばらくは当スクールで再びレッスン漬けの日々を過ごす予定です。

今回の出来事は経験の一つとして、臆することなく海外へ挑戦してもらいたいです・・・最新情報では来年1月からドイツのバレエ学校へ留学するとのこと。ぜひバレエも語学も磨いてきてください。応援しています!!

生徒の皆さんも機会があれば、ヨーロッパに限らず海外へ出かけてみてくださいね。

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